主人公の少女とわは、おかあさんが大好き。お母さんが全て。母と娘の和やかで幸せなひとときが続くのかと思うと、おや?あれ?ちょっと?
そのあとはもうとにかく早くそこから抜け出してほしくて、読むスピードが上がっていく。ワープはしたくないから、奥歯を噛み込んで加速装置。
でもちゃんと抜け出してくれる。
盲導犬のジョイと出会い、様々な人と出会い、ちゃんと幸せになっていってくれてくれる。あー良かった。
細部の表現が美しい純文学でありながら、ストーリーにドキドキしてホワっとした読後感。ここ最近では一番かもしれない、良い小説でございました。
今読まれている本はこれ!